冬のブースト鍋
2024年12月17日放送のカズと学ぶは冬の鍋の新知識▽食材組み合わせで脂肪燃焼&腸内改善&美肌効果が爆増!について紹介されました!
教えてくれたのは広島大学 医学部の堤理恵さんです。

最新研究で判明!冬のブースト鍋ランキング

第6位:トマト鍋×チーズ⇒ダイエット効果UP

トマトに含まれるリコピンには脂肪燃焼効果があり、
更に中性脂肪の抑制効果があります。
トマトの成分「13-OXO(オキソ)-ODA⇒中性脂肪抑制
トマト⇒加熱で脂肪燃焼効果UP

チーズの成分

・短鎖脂肪酸⇒脂肪燃焼
・中鎖脂肪酸⇒脂肪分解・溜まりづらく
・カゼイン⇒コレステロール値下げます。
※油でリコピンの吸収率約2倍

トマト鍋のレシピ(4人分)

1)ごま油(大さじ1)で刻んだニンニク(1片)、豚もも肉(200g)、キャベツ(1玉)、玉ねぎ(1個)を炒めます。
Point:ニンニクとごま油はトマトのリコピンの吸収効果を高めてくれるとのことです。
2)(1)に水(400ml)、コンソメ(2個)、トマト缶(2缶)を加え、
5分ほど煮立たせて鶏つみれを12個ほど、代謝を上げる効果のあるセロリ1本分、内臓脂肪を減らす効果のあるエノキやシメジ(それぞれ1袋分)を加えます。
3)さらに脂肪燃焼やコレステロールを減らす効果のあるアボカド、短鎖脂肪酸(脂肪燃焼効果)、中鎖脂肪酸(脂肪分解効果)、
カゼイン(コレステロール値を下げる)といった成分を摂取することができるチーズをお好みで鍋全体に散らします。
4)最後にヨーグルト(リコピンの吸収率約6倍)を適量、ショートパスタ(糖質の吸収緩やか⇒代謝高⇒脂肪燃焼)を加えます。
?ショートパスタ:噛む回数増⇒脂肪燃焼効果UP
5)そしてトマト鍋の効果をブーストしてくれる食材からし菜(冬から春が旬)を加えれば出来上がりです。
⇒からし菜:『ケンフェロール』という成分が高い脂肪燃焼作用があることが昨年9月確認されたとのことです。

第5位:カキ鍋×セリ⇒美髪効果

カキ鍋のレシピ

1)鍋に水(1L)入れ鶏がらスープの素(大さじ2)で味付けをします。
2)ニンジン(2/3本)、白菜(1/2個)、長ネギ(1本)、シイタケ(4本/軸も使う)を加えて煮込みます。
3)味がしみ込んだら鉄分を多く含むアサリ(砂抜きしたもの/髪ツヤUP)、カキも加え、火が通るまで煮込みます。
4)最後にニラ(1束)、セリ(1束)を加え、20秒ほどサッと火を通せば出来上がりです。
⇒セリに含まれる『アピゲニン』には育毛促進、脱毛防止の効果があるとのことです。

第4位:豆乳味噌鍋×アオサノリ⇒便秘を防ぐ

味噌には腸内環境を整えてくれる乳酸菌が多く含まれ、
※豆乳に含まれるオリゴ糖が乳酸菌のエサとなり、相乗効果で便秘改善に最適とのことです。

豆乳味噌鍋のレシピ

1)鍋に市販の豆乳鍋のもと1袋分を注ぎます。
2)腸内を整える食物繊維やポリフェノールを多く含むゴボウ(1/2本)、ニンジン(1/2本)、サトイモ(4個)を続けて入れ、中火で5分加熱します。
3)根菜類に火が通ったら、白菜(1/4個)、シメジ(1袋)、鶏もも肉(200g)、しらたき(1袋)、厚揚げ(100g)を順に加えて煮ます。
4)味噌は、乳酸菌の死滅を避けるため、30秒ほど鍋を冷ましてから溶きます。
5)仕上げに食物繊維が豊富な水菜(1束)を乗せれば出来上がりです。
※豆乳味噌鍋のブースト食材は、アオサノリです。
実は2021年の研究でヒトエグサ(一般的にスーパーで売られているアオサノリ)に含まれる『ラムナン硫酸』という成分に、様々な健康効果がある可能性が示されたといい、
味噌と同時に食べることで乳酸菌の効果を増大させることも期待できると言います。

第3位:キムチ鍋×エビ⇒ぐっすり眠れる

安眠効果が期待できる鍋としてキムチ鍋が挙げられました。
キムチの中に入っているカプサイシンによって体温上昇。体内に溜まっている熱を外に放熱することで質の高い睡眠につながると言います。

キムチ鍋のレシピ

1)鍋に入れた水、市販のキムチ鍋の素1袋を入れ、沸騰させます。
2)エノキ(1袋分)、長ネギ(2本)、豚の肩ロース(100g)、レタス(1/2玉)を加えます。
3)煮立ったら火を弱め、ニラ1束、キムチ(50g)を加えてひと煮立ちさせれば出来上がりです。
※キムチ鍋の健康効果をブーストさせる食材は、エビです。
グリシンというアミノ酸が含まれており、深い眠りである”ノンレム睡眠”が増え、質の良い睡眠がとれることが期待できるとされました。

第2位:カレー鍋×ブロッコリースプラウト⇒免疫力13倍に!

免疫力をアップさせる鍋として紹介されたカレー鍋。カレールーに使われるスパイスに含まれるクルクミンには、腫れや発熱、痛みを抑える効果があると言います。

カレー鍋のレシピ

1)鍋に抗酸化作用が非常に強い『セレン』が含まれるかつおダシパック(1つ)を3分ほど煮立たせ、
2)ニンジン(1本)、タマネギ(1個)、皮つきのレンコン(50g)を加え、中火で3分加熱します。
堤理恵先生によると、今年9月発表の最新研究でレンコンには免疫細胞を強化する可能性が示されたといい、皮には実の約2倍の栄養が含まれとのことでした。
3)白菜(1/4個)と長ネギ(1本)、に豆腐(1丁)、エノキやマイタケ、シイタケなどのキノコを加え、メインとして牛肉の赤身(200g)を加えて煮ます。
4)ウズラの卵、カレールー(60g)加え、中火で5分ほど煮込めば出来上がりです。

※その効果をブーストできる食材として紹介されたのは、ブロッコリースプラウトです。
幾度か番組でも取り上げられた食材でダイエット、日焼けによるシミ・シワ、ウイルス性の風邪、老化、がんの抑制など、
様々な効能や予防効果が期待される近年注目の成分で『超硫黄分子』が最も多く含まれています。
超硫黄分子は呼吸の際に吐き出され、ウイルスに付着。
ウイルスが超硫黄分子に変化して無毒化されると言います。
セレンを含むかつおダシと同時に摂取することで免疫力アップが期待出来ると言います。

第1位:石狩鍋×いりぬか(米ぬか)⇒美肌効果UP

美肌効果が期待できると紹介されたのは、石狩鍋です。
メイン食材である鮭の赤身部分にはシミ・シワ予防のコラーゲンを生成する作用ある『アスタキサンチン』が、
キノコには『エルゴチオネイン』という肌の保水に役立つ成分が含まれると言います。

石狩鍋のレシピ

1)火にかける前の鍋にダシを取るための昆布(20g)、薄切りにしたジャガイモ(皮つき4個分、芽は取る)、ニンジン(1本)、タマネギ(2/3個)の根菜を入れます。
2)昆布は煮すぎると粘り気や臭みが出るため、沸騰直前に取り出します。
※沸騰し煮込んでいくとアクが出てきますが、ジャガイモのアクは中性脂肪を抑制する効果があるため、取らないようにします。
3)根菜類に火が通ってきたら、冷凍したキノコ、鍋の主役である鮭を入れます。
4)鮭は切り身だけでなく骨まで食べられる缶詰のものも使うことでカルシウムを約10倍多く摂取できるとのことでした。
5)アク抜きをしたほうれん草を3束(ほうれん草のアクにはシュウ酸が多く含まれるため、アク抜き推奨)、長ネギ(1本)を加えます。
6)味噌は乳酸菌を殺さないよう火を弱めてから溶きます。
7)肌の新陳代謝を高める春菊(1束)、栄養の吸収率を上げる効果が期待されるバターを入れれば出来上がりです。
※美肌効果をさらにブーストさせる食材としてはいりぬか(米ぬか)が紹介されました。
鮭の赤身に含まれるアスタキサンチンと一緒に摂取することで肌の老化の原因、活性酸素の働きを約90%除去できるといった研究結果が報告されていると言います。
鍋には大さじ1杯ほどを隠し味として入れることがおススメされていました。

まとめ

石狩鍋は北海道の観光地や温泉地で提供されることも多いので旅行の際是非試してもらいたい一品です。
ジジイの健康生活ブログ
最後までお読みいただきありがとうございました。