運動生理学を理解していない人は、運動すれば何でも減量できると思っているでしょう。
またそれが一般常識化しているようです。
例えば普通の人が全力で100mダッシュをすると、
息が荒くなり、汗がどっと出て疲労感が残ります。
かなりキツイ運動なのですから、”十分エネルギーを消費しただろう”と思いがちです。
しかし、このよう瞬間的に激しい運動で使うのは筋肉だけです。
特定の筋肉を鍛えることは効果的ですが、
減量が必ずしも体脂肪の少に繋がるわけではないのです。
つまり、消費するカロリー量が低いということです。
しかも恐ろしいことに、肥満している人が、
このような激しい運動をすると逆に益々太る恐れがあるのです。
というのは肥満は大抵運動が嫌いです。
そういう人がちょっと運動して汗をかくと、疲れてすぐダウンしてしまいます。
しかも消費したカロリーはわずか50kcalほどです。
肥満している人が運動して50kcalほどエネルギーを消費すると、
かえって食欲が増すと言われているのです。
その食欲に従って食べればさらに太るのは当然でしょう。
激しい運動は”無酸素運動”と言って運動中に酸素を使いません。
体内のグリコーンが消費されることで、その結果として疲労物質である乳酸が生成されます。
すると運動を終えた後、その乳酸を消費する(疲れをとる)ため、
激しく呼吸して酸素を大量に体内に取り入れようとします。
同時にこの時、体内ではある変化が起こっています。
運動をしたため筋肉のグリコーゲンが減少し、
それを肝臓のグリコーゲンから補給しているのです。
そのために筋肉のグリコーゲンが減少し、「腹が減った」と感じるのです。
したがって、激しい運動は食欲を増進させるで、減量には効果がありません。
むしろ肥満の原因にもなると言えるのです。
まとめ
参考になれば幸いです。
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