2025年3月9日放送の健康カプセル!ゲンキの時間はその対処法は正しい!?この時期必見!春の鼻トラブルで意外と知らない鼻トラブルについて紹介されました!
教えてくれたのは東邦大学医療センター 大橋病院耳鼻咽喉科 専門医 中野光花さんです。
鼻トラブルの正しい対処法とは?
1日に分泌される鼻水の量はどれくらい?
鼻の粘膜は、異物から体を守り、吸い込んだ空気を加湿する重要な役割を担っています。
その粘膜を覆うのが鼻水です。
健康な成人でも、1日に約1.5Lの鼻水を分泌しているといわれています。
そのほとんどは喉へと流れ、無意識に飲み込んでいます。
しかし、アレルギーや風邪などで鼻が刺激されると、
異物を排出しようと分泌量が増加し、外に出てくることがあります。
正しく知ろう!鼻水・鼻づまりの対処法
間違った鼻のかみ方に注意!正しい鼻のかみ方とは?
正しく鼻をかむには、片方の鼻を押さえ、口から息を吸い、
小刻みに5回ほどに分けてゆっくり鼻水を出します。
左右の鼻を同時に強くかむのはNGです。
鼻腔と耳の圧力差により、鼻水が逆流し、中耳炎や鼓膜の損傷につながることがあります。
鼻にティッシュをつめるのは逆効果!
鼻水を止めようとティッシュを鼻に詰めるのはおすすめできません。
鼻の粘膜は、花粉や細菌などの異物を排除しようと鼻水を分泌します。
ティッシュも異物のため、逆に鼻水の分泌が増えてしまいます。
さらに、ティッシュで鼻の中を傷つけると、化膿や細菌感染のリスクが高まるため注意が必要です。
鼻をかんでもスッキリしないのはなぜ?
鼻づまりの原因は鼻水だけではありません。
花粉症による刺激で鼻粘膜が炎症を起こすと、腫れによって空気の通り道が狭くなります。
そのため、いくら鼻をかんでもスッキリしない状態が続くのです。
鼻づまりに効果的!簡単な対処法
鼻づまりがひどいときは「足湯」がおすすめです。
40℃程度のお湯に5分間浸かるのが目安です。
また、普段から厚めの靴下を履いて足を温めるのも効果的です。
メントールやミントは鼻づまりに効く?
ミントやメントールを吸うと鼻がスッキリするのは「冷感刺激」の影響です。
実際に鼻の腫れが引くわけではありませんが、
清涼感により鼻が通ったように感じることがあります。
くしゃみを鼻をつまんで我慢するのは危険!
くしゃみは鼻に入った異物を排出するための生理現象です。
空気を吐き出すスピードは時速57kmにも達するといわれています。
風邪とアレルギー性鼻炎の見分け方
症状 | 風邪 | アレルギー性鼻炎 |
---|---|---|
鼻水 | 黄色っぽく粘り気がある | サラサラで透明 |
目のかゆみ | × | 〇 |
発熱 | 〇 | △(悪化すると微熱あり) |
咳 | 〇 | 〇 |
アレルギーは治るの?「舌下免疫療法」とは
一度発症したアレルギーを元に戻すのは難しいといわれています。
しかし、最近では「舌下免疫療法」という治療法があり、アレルゲンを異物と認識しなくなるように体を慣らすことで、アレルギー症状を軽減することが期待されています。
- 毎日、舌の下でアレルゲン成分を含んだ薬を服用
- 治療期間は3年以上
- 長期間、アレルギー症状を抑える効果が期待できる
- 現在はスギ花粉とダニアレルギーのみに対応
長引く鼻づまりは病気のサインかも?
① 慢性副鼻腔炎(蓄膿症)
ウイルスや細菌感染により、鼻腔の炎症が3カ月以上続く病気です。
膿が溜まり、鼻づまりや黄色い鼻水の原因になります。
② 好酸球副鼻腔炎(鼻茸)
鼻の中にポリープができる慢性的な副鼻腔炎で、喘息の悪化にもつながります。
再発しやすく、指定難病に認定されています。
早めの受診を!
鼻の不調が続く場合は、「ただの鼻づまり」と思わず、早めに医療機関を受診しましょう。
まとめ
参考になれば幸いです。
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最後までお読みいただきありがとうございました。